■新幹線駅周辺整備に関する住民意向調査 集計結果 


+++ 飯山市の貴重な調査です +++

住民意向調査の目的
▼意向調査全体の回収状況(H11.10.25現在)
   配布数:189  回収数:178  回収率:94.7%
 なお、集計は全体での集計及び各町ごとの集計も行っており、それぞれ
百分率で算出しています。各町ごとの集計、回収率は以下のとおりです。
   新   町… 配布数:70  回収数:70  回収率:100%
   栄   町… 配布数:43  回収数:43  回収率:100%
   上   町… 配布数:13  回収数:13  回収率:100%
   その他市内… 配布数:35  回収数:26  回収率: 74.3%
   市外・借地… 配布数:12  回収数:12  回収率:100%
   法   人… 配布数:16  回収数:15  回収率: 93.8%
1.はじめに、あなたご本人に関しての質問です。
あなたの職業を次からお選び下さい あなたが現在居住したり営業(農家を含む)している土地や建物に着いて、次の中からお答え下さい
「会社員」が28%と比較的大きな数値にを示した一方で、「その他」と回答した人は31%を占める。その中でも無職の方は31%中の約7割を占める。
飯山市内の居住者は「土地と建物の両方を所有」が圧倒的に多く、全体の86%を占めている。特に新町、栄町ではその傾向が強く、90%以上の方が土地と建物の両方を所有している。
あなたはいつ頃から今の場所へお住みですか?
全体的に昭和51〜60年頃から居住されている方が多く、27%を占める。今後、土地区画整理事業の検討に当たっては火災復興区画整理を身近に感じることが出来た、昭和20年代前半から居住している方への対応を考えていく必要がある。
2.あなたが今住んでいる生活環境についてお答え下さい
あなたが現在の居住地近くの生活環境に満足していますか? あなたが現在の飯山駅周辺の生活環境について、よそに自慢できる良い点があると思うものをお答え下さい
現在の生活環境については、全体の9割近い方が概ね「満足」しているようである。このことは、駅に近い・大規模病院がある・商店街が近く買い物に便利等の理由からと推測される。
「緑や自然が身近で、自然環境が豊かである」「都会の騒々しさがない」と答えた方が全体の約半数を占め、駅周辺整備の検討をしていく中で1つの条件となる事項として考えられる。
あなたの普段の生活の中で、次にあげる不便、不安がありましたら3つ以内でお答え下さい あなたは現在住んでいる、または営業している建築物の増築や改築、改造等の予定がありますか?または、飯山から転出する予定はありますか?
日常生活の中で不便・不安と感じている事項として、最も多く答えたのが「雪を捨てる場所がない」で全体の21%を占めている。整理区域内外に限らず飯山市を含めたこの地域での死活問題としてあげられる。
全体の7割は建築物の増改築は考えていないとのこと、中には「整備計画が決まり次第」と回答している方もおり、整理区域の検討に当たってはこれらの建築物に対しても十分な配慮が必要である。
あなたは現在住んでいる、若しくはお持ちになっている土地について、今後どの様にお考えですか? 商店等の経営を行っている方へおたずねします。あなたはご自分の店舗等についてどの様にお考えですか?
約8割は現在の土地を手放す予定は無く、このまま飯山に居住しつづけたい意向を示した。また、新幹線軌道敷に現在の土地がある権利者の場合でも、整理区域内に「代替地を用意してほしい」と回答しており、今後、整備を検討していかなければならない。
この質問の回答者数は34であった。うち7割は今までと同様に営業を続けていきたいと回答し。「共同店舗が出来るのであれば、そこにはいりたい」が予想以上に少なくわずか3%にすぎなかった。
工場、事務所等の経営を行っている方へおたずねします。あなたはご自分の工場、事務所当についてどの様にお考えですか? ご自分の土地が新幹線の軌道敷にあると予想される方におたずねします。あなたは、新幹線に関する買収に応じる場合、その後はどの様にお考えですか?
この質問の回答者数は29であった。66%は今後も従来通り経営を続けていく意向であるとのこと、一方では、既に譲渡予定がついている企業や条件によっては譲渡意思のある企業もある。特に大規模な工場や事務所は検討が重要になる。
この質問の回答者数は54であった。「駅周辺整備で代替地を用意できるのであれば、そこに入りたい」との意向が多くを占め。駅周辺整備の検討にあたり、これら代替地を希望する権利者の意向を配慮の上、その受け皿の用意も必要になってくると考えられる。
3.新幹線の駅周辺における将来についてお答え下さい
近い将来、現在の飯山駅の南方に新幹線の建設が行われる予定ですが新聞誌上等では概ね7〜10年後の完成を目指して工事の推進を行っていることをあなたはご存知でしたか? 新幹線の駅は現在の飯山駅の南側に少し離れて建設される予定となっていますが、現在の飯山駅の位置が将来どこに来ることが望ましいとお考えになりますか?
新幹線の建設時期についてはマスメディアや地区別説明会等を通して説明しているが、約2割は「新幹線が来ることは知っていた」と回答しており、新幹線や駅周辺整備に関し、予想していた以上に関心の低さが伺える。今後、委員会だけではなく権利者全員に対する説明等が重点的に必要と考えられる。
全体の約6割が「駅舎を統合したほうが良い」と回答している。しかし、「駅舎統合」の問題はたいへん難しく、移転の費用・既存商店街との兼ね合い駅周辺の将来の土地利用など様々な問題と一緒に考えなければならず、今後、慎重に審議しなければならない事項のひとつである。
あなたは新幹線の新駅周辺(駅前)の将来の土地利用について、どの様な姿を望みますか? 前の問で1または4と答えた方におたずねします。新たな新幹線駅周辺の商店街についてどの様になればよいとお考えですか?
約83%の方が、商業や観光サービス業を中心とした商業系の土地利用を望んでいることがわかった。
「近隣住民を対象とした商店街で、既存商店街と一体となった商業軸を形成させるべき」との回答が全体の60%を占めた。
あなたはこの新幹線駅周辺地域においてまちづくりを行う場合、どの様な手段がよいとお考えですか?
駅周辺の整備手法として46%が「土地区画整理事業等の面的な手法」が望ましいと回答されている。
4.土地区画整理事業についてお答え下さい
新幹線駅周辺の市街地整備について、新幹線駅周辺整備推進維持協議会では土地区画整理事業での方向が打ち出されています。懇談会等でも土地区画整理事業について簡単にご説明しましたが、これについてご理解されましたか? 土地区画整理事業という言葉から、どの様なことを思い浮かべますか?3つ以内でお答え下さい
全体の約5〜7割の方が概ね理解できているようである。しかし、意味を混同して解釈している方も見られ、もっとわかりやすい説明が求められる。
この結果から、土地区画整理事業は、まちづくりにっとって有効な手法であることが理解されているが、反面、土地の減少や金銭でのマイナスイメージがぬぐいきれない状況と推測される。
駅周辺整備について土地区画整理事業を実行した場合、駅周辺のまちづくりのための負担として「減歩」がありますが、これについてどの様にお考えですか? 新幹線駅周辺の総合的まちづくりのために土地区画整理事業を実施するとした場合、事業の実施から終了まで概ね10数年程度かかると予想されますが、新幹線の建設時期と土地区画整理事業の実施の時期はどの様な関係が良いと思われますか?
全体の46%の方は「減歩は当然」「ある程度は仕方がない」と減歩に対する理解を示しているが、逆に39%の方が「賛同できない」と回答している。
結果から、住人との十分な話し合いを持ちながら、早急に事業を始められるような権利者会の運営を求められていることが考えられる。

〜 Author 2003- 長野県建築士事務所協会 -飯水支部- 〜